「教室のご案内」「レッスンの概要」を参照ください。実際のレッスンを見学することもできます(事前に電話連絡をお願いします)。
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齋藤指揮法とは何ですか?
終戦直後、世界的名指揮者ローゼンストックがNHK交響楽団の前身日本交響楽団の指揮をしていた時期がありました。その見事な指揮を何とか自分のものにしたいと考えた齋藤秀雄がローゼンストックに直接レッスンを受けながら、指揮法技術の細かな分析を行い、それをまとめて体系化したものが齋籐指揮法、それを書籍にしたもの「指揮法教程」です(村方千之)。
指揮に指揮棒は必要ですか?
そもそも齋藤指揮法は指揮棒を用いることを前提としています。確かに「指揮法教程」で齋藤は「指揮をするに当って指揮棒は決して不可欠なものではない」と、さらに「Rhythmが非常に柔らかい曲を指揮する場合はかえって邪魔になると」とまで書いています。ただ「その場合は用いないか目立たない持ち方を工夫すればよい」とも書き添えています。ここで結論は出ませんが、確信をもって言えるのは、指揮棒技術を学ぶに越したことはないこと、そして棒を持たない技法が指揮法の究極的な進化形ではないことです。
大学の履修科目に「齋藤指揮法」があるのですが、どうしたら?
単位取得の支援ができます。ご要望があれば指定課題曲に沿った指導もできますし、テープ審査やビデオ審査などのための録音・録画も行えます。
趣味で指揮棒を振りたいのですが入会できますか?
「誰でも分け隔てなく指導する」というのが創立者村方千之のモットーでしたから、プロ、アマチュアを問わず誰でも入会できます。実際に千の会で指揮をするアマチュアの門下生もいます。
千の会とは何ですか?
村方指揮法教室の門下生によるコンサートです。選ばれた数人の門下生が一般聴衆の前で指揮を披露します。指揮者は楽器を持たない演奏家であるので、門下生にプロのオーケストラを相手に指揮をさせたいという願いから村方千之が発案して、第1回が1985年(昭和60年)4月に開催され、現在まで定期的に続いています。
どんな人が入会してくるのでしょうか?
「教室のご案内」「門下生の層」をご覧ください。
指揮棒の選び方は?
初心者にはレッスン初日にお貸しすることもできますので指揮法教室でアドバイスを受けてから購入することをお勧めします。本教室ではムラマツバトン製の「K17(約390mm、7g、メープル材、白塗)」を推奨しています。同仕様で生地塗の「K15」もあります。長さ、重さ、重心、あらゆる面でオーソドックスな指揮棒です。お勧めする所以です。
指揮者になるには資格が必要ですか?
国家試験のようなものはありません。まず HOME の村方千之の文章を読んでください。これを踏まえて、さらに実践の場で経験を積めば指揮者になれるかも知れません。これまで村方指揮法教室からはたくさんの門下生が指揮者になって巣立って行きました。